【確定申告】e-Taxで医療費控除をやってみる(その2)

【確定申告】e-Taxで医療費控除をやってみる(その2)

 

前回、2019年度(令和元年度)の確定申告を『e-Tax』にて行うことを記事にしました。

今回は、『e-Tax』を利用するための『PC』のセッティングについてお伝えしたいと思います。

 

 

e-Taxでの確定申告に必要な準備

 

『e-Tax』を利用するために必要なものは、下記の通りとなります。

 

■PCの推奨環境(国税庁において動作を確認した環境)

・Windowsの場合

Windowsのバージョン:8.1/10

ブラウザ:Internet Explorer 11

PDF閲覧環境:Adobe Acrobat Reader DC

※Javaのインストールが必要!

 

・Macintoshの場合

Mac OS バージョン:10.12/10.13/10.14/10.15/

ブラウザ:Safari 12.1/13.0

PDF閲覧環境:Adobe AcrobatReader DC

※Java要否は不明

 

当方が準備した『PC』は、下記の記事で紹介したものとなります。

 

■個人認証カードマイナンバーカード

e-Taxを利用するには身分を明らかにする必要があり、そのためには公的な個人認証カードである『マイナンバーカード』を所持している必要があります。

マイナンバーカード

『マイナンバーカード』交付申請は、下記をご確認下さい。

url : https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/

 

尚、利用に当たっては、『マイナンバーカード』を取得した際に市区町村の窓口等で設定した以下のパスワードが必要です。

・利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)

・署名用電子証明書のパスワード(英数字6文字以上16文字以下)

・券面事項入力補助用のパスワード(数字4桁)

 

また、これまでe-Taxをご利用されたことのある方は、利用者識別番号と暗証番号を入力すると、以前申告した際の住所等や提出済の届出の情報を呼び出すことができます。

 

■ICカードリーダー/ライター

先に説明したようにe-Taxを利用するにはマイナンバーカードまたは住民基本台帳カードが必要ですが、このカードの情報を認識するためには『ICカードリーダー/ライター』が必要となります。

 

対応機種はこちらより確認してください。

e-Tax「マイナンバーカード」に対応した『ICカードリーダー/ライター』について

url : https://www.jpki.go.jp/prepare/reader_writer.html

 

当方は、下記の『ICカードリーダー/ライター』を使用しました。

『SONY 非接触 ICカードリーダ/ライタ USB 対応 パソリ RC-S330』

rs-c330

2010年頃に、ハードオフにて500円(税別)で入手したものです。

 

これから『ICカードリーダー/ライター』を入手されるのであれば、『SONY 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380』をお勧めします。

RC-S380

 

 

e-Taxに必要なPC環境のセットアップ

 

まずは『e-Tax』に必要なPC環境とするために、下記をダウンロードします。

■『Java』 ⇒ 『作成コーナー 事前準備セットアップ』ソフトウェアのインストール時に『Java』がないと失敗することがあるようです。

■『ICカードリーダー/ライター』の最新ドライバー他

■『事前準備セットアップファイル』

 

次に各々をインストールしていきます。

■『Java』

『Java』は、下記のサイトからダウンロードしてインストールを行います。

java

url : https://java.com/ja/download/

 

下記の青丸で囲んだ『無料Javaのダウンロード』をクリックします。

java

すると、自分の『PC』環境に最適なJavaが選択されますので、青丸で囲んだ『同意して無料ダウンロードを開始』をクリックします

java pc最適

ダウンロードしたファイル名は、『jre-8u241-windows-x64.exe(※)』となります。

※バージョンの違いや32bit OSの場合は、名称が若干変わる筈ですのでご注意下さい。

 

■『ICカードリーダー/ライター』の最新ドライバー他

当方が準備した『SONY 非接触 ICカードリーダ/ライタ USB 対応 パソリ RC-S330』を使うには、下記2つのインストールが必要となります。

・NFCPortWithDriver.exe

・PCSC_Activator_for_TypeB.exe

 

ダウンロードは下記のサイトから行います。

・NFCPortWithDriver.exe

RC-S330driver

url : https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/old3_felicaportsoftware.html

 

・PCSC_Activator_for_TypeB.exe

PC SC アクティベーター for Type B

url : https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/pcscactivator.html

 

『NFCPortWithDriver.exe』⇒『PCSC_Activator_for_TypeB.exe』の順にインストールします。

※『NFCPortWithDriver.exe』だけで『suica』『edy』『waon』のクレジットカードチャージは可能ですが、『PCSC_Activator_for_TypeB.exe』がないと『e-Tax』での電子申告は出来ません。

※2つのアプリケーションは、必ず最新ものを使用して下さい。

※Windows10のシステム『Temp』をRamdisk等の別のドライブに置いている場合、『PCSC_Activator_for_TypeB.exe』のインストールが失敗するようです。

(必ず、Windows10のシステム『Temp』をCドライブに戻してインストールして下さい。インストール後は、他のドライブにシステム『Temp』を移動しても大丈夫です。)

 

 

因みに『SONY 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380』の場合は、下記のアプリケーションのみで『e-Tax』が利用出来るようです。

このため、これから入手され場合には『SONY 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380』を強くお勧めします!

rc-s380 driver

url : https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/felicaportsoftware.html

 

■『事前準備セットアップファイル』

『事前準備セットアップファイル』は、下記のサイトからダウンロードします。

確定申告特集 ソフトウェアダウンロード

赤丸で囲んだ『令和元年分 事前準備セットアップファイルのダウンロード』をクリックします。

url : https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-kakutei-mnc.htm

 

尚、『事前準備セットアップの適用手順はこちら』から、セットアップマニュアル(PDFファイル)をダウンロードしておくことをお勧めします。

url : https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/jizen_setup.pdf

 

上記のセットアップマニュアル(PDFファイル)に記載の通り、インストールが終了すれば全ての準備が整ったことになります。

 

 

ここまでのまとめ

 

『PC』に詳しくない人には分かりにくいかもしれませんが、記載した順番通りに行えば失敗することはないと思います。

当方は、当初『PCSC_Activator_for_TypeB.exe』インストールせずに『事前準備セットアップファイル』のインストールをしたために、証明書の取り込みに失敗しました。

また、『PCSC_Activator_for_TypeB.exe』インストール時にも、Ramdiskにシステム『Temp』を置いていたためにインストールが終了しない事態に陥りました。

皆さんは、当方にようにならないように手順通りにインストールを進めてくださいね。

次回、いよいよ『e-Tax』による電子申告の様子をお伝えします!

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